月曜日から水曜日に取り組んだ、
キャリアプランニング30研修第3班を振り返ります。
【8月1日(月) 1日目】
先週に続き、キャリアプランニング30研修第3班は30名(女性8名)。
今回も、やや狭い会場ですが、レイアウトを工夫して頂き、多少ゆったり!
朝一番おとなしいのはいつも通りですが、
各グループに女性が1名以上居てくれるので、盛り上がりを少し期待する(笑)。
職歴ありは0名、技術専門製造職が25名、既婚者11名でパパ7名ママ2名、
後輩が居る者12名、今年の異動者3名、これまでに異動なしが12名です。
たまたまの割り振りなのでしょうが、メンバーの状態は第2班とは随分違います。
今回は、『研修を楽しみにしてきた』メンバーが2名も…(笑)。
4つの質問に入ると、
”走っている”は5名、
”任されている”は22名、
”視野を広げている”は5名、
”仕事が充実している”は18名。
今回のスピードについていけるかやや不安もあるが、
視野も多少広げているし、仕事を任されて充実度も高い方なので、
今後の展開が楽しみです。
ちなみに、今回も全体のリーダーは自薦でした(笑)。
■発想ゲーム”ガラスのコップの使いみち”では、
3分で15個以上を目指す挑戦者は1名で、各自の目標達成率は65%ほど。
実績として15個以上発想したメンバーが人は違ったが1名居ました。
頭を柔らかくした後、”私は○○○である”に5分間だけですが、黙々と取り組みます。
■午後一番、朝の挨拶がバラバラだったので、
どうせやるなら美しくと”語先後礼”の練習をしてから、
”歴史と体験の共有化”に60分間取り組みました。

今回は、延長希望も無く時間通りに終わったので、振り返りをしてから10分休憩。
話の内容は把握できませんが、
いつもの様にグループの親密度はぐーんと高まります。
■休憩後、事例を紹介して、WILL・CAN・MUSTの関係を解説した後、
”自分らしさの整理”に取り組みます。
“働く意味”では、働く目的の割合を共有化したのですが、
”お金”が5%(2名)〜100%(2名)の幅があり、
50%が目立ち、5名中4名というグループもありました。
毎回同じ流れは自分が飽きてしまうので、”消防士さん”の事例を紹介した後、
個人ワーク25分、情報交換10分です。
まとめは、当社の元受講生パパの事例を紹介して”家族の為に働くとは”を伝え、
”ありがとうございました”の意味を伝えて、この課題は一応終了です。
この辺から、個人ワークも情報交換も時間差が出てくるのですが、
全体の時間配分と彼らの反応を確認しながら、微調整をするしかありません。
それでも、3日コースは本当にありがたいです(笑)。
■”働く意味”(何をやりたいのか)の次は、
”自分ならではの能力”(何が出来るのか)に取り組みます。
冒頭に”汎用能力”の紹介をして、幼い頃から振り返ると、
現在の財産や能力、働く原点が見つかる可能性が高いことを示唆して、
更に職人の事例を紹介して刺激を与えてから個人ワークに入ります。

個人ワークとは言え、”カンニング大歓迎”でしたが、
時間に多少余裕があったので、10分だけ回覧方式で共有化を図りました。

■初日の最終コーナーは”わが社グループは必要ない!?”という模擬ディベートです。
チーム編成をした後、1.作戦会議、2.ディベートモード、3.仲良しモード
まずは、G内で必要派不要派に別れて作戦を練り、


ディベートモード、仲良しモードで10分ずつ闘います。


まずは、グループ内で、自社の存在意義・存在理由、強み弱みを考えたのですが、
次は、教室全体で立場を分けて討論します。
全体会合は、3グループずつ必要派と”不要派”に別れ、
3グループ合同の作戦タイムは10分かけました。


各グループでの論点を確認しながら進めており、
特に、不要派では突っ込む論点をしっかりとリストアップしており、
作戦タイムの段階で期待が持てました。
そして、いよいよ本番です。ディベートモードは、結局20分かけました。
まず、不要派がリストを基にしているのか突っ込むと、
必要派は代表が窓口になり指摘を整理している間に
他のメンバーが反論を考えている様子だし、
同僚の発言に対して「そうだ、そうだ!」「異議なし!」と声をかけて、
まるで株主総会!(笑)


久々に面白い対決でしたよ。
”ディベートモード”もいつも以上に盛り上がりましたが、
”仲良しモード”では、自分の仕事や職場を通した
具体的な強みや弱み、存在意義等を15分以上かけて全員が語ってくれました。
やり取りを通して、社内の視野が広がり、会社に対する思いも少しずつ高まります。
夕食後宿泊棟に戻り、確認した感想ラベル。
最初にサラッと読んだ時には、口頭表現は得意だが文章表現は苦手か?
と思ったのですが、読み込んでいくうちに彼らの熱き思いが伝わって来ました。
中には、研修に臨むに当って課題を持ってきてくれたメンバーも居たようなので、
翌日からの展開が更に楽しみになりました。
【8月2日(火) 2日目】
朝一番、ラジオ体操の開始10分前に全員が集まったが…。
約10分話すでもなくただ待ち続けておりましたぁ(笑)。

■5分間のフリートークで眠気と二日酔いを飛ばした後、
感想ラベルの共有化は、55分予定で3分早めに終了〜。
感想ラベルに具体的なキーワードが多いので、小気味良く進めることが出来ました。
聞いている反応もまずまずでしたよ(笑)。
■休憩後は、”プチ自慢大会”という名の情報交換ですが、
グループ内で30分共有化した後、
他のグループのメンバーと3名一組で60分かけて共有化します。
今回は、会場の関係で多少の制約があったのですが、
暑い性もあり、中庭で日向ぼっこしながらの交換は無かったです。




中には、同じ工場のメンバーが一緒になり迷っていましたが、
もう一人が別世界の仕事をしているのでそのまま取り組んだのですが、
後で確認すると、『お互い、知らないことが結構ありましたよ。』と言っておりました。
■13:00に再開し、10分間だけ午前中のやり取りで増えたラベルを確認する。
”能力開発のポイント”は、朝一番で伝えることは避けたので、
いつもより丁寧に解説を加えました。
■”自分らしさ”のもう一つのテーマ、興味や関心がどこにあるか(ないか)を整理した後、
”将来像を描く”の個人ワークは30分+休憩10分に入ります。
冒頭に”84歳の挑戦”の事例を紹介し、将来像を描いて実現するのに、
年齢や早い遅いは無いと伝えて勇気づけしたつもりです。
今回も、紹介したサンプルに群がることはなかったが、
ある程度自分でまとめた後に眺めるメンバーが多かったです。
情報交換の前に過去の先輩たちの事例を紹介して、45分に設定したが、5分延長。



写真よりも動画の方が分かりやすいのですが、
皆さん楽しそうに夢を語り、仲間の質問やアドバイスに応えながら、
夢を更に大きくし、より具体化していきます。
■互いの将来像を共有化した後は、”将来像を実現する為の課題づくり”に入ります。
まず、『将来像を実現するには、種を撒く、仕掛けを打つことが大切!』と伝える。
次に、”人的財産を活かす”というテーマに、拡散&収束思考で取り組みます。
個人ワークは先週今週と作業が早いので、20分にセット。
その分、少しでも情報交換の時間を増やしました。

■最終コーナーは”仲間に映った自分”です。
前週、じっくり取り組むグループがいたので、少しでも早めに開始と思ったが、
結局5分遅れのスタートです。


早いグループは40分で終了したが、一番遅いグループは85分かけていました。


仲間に対するコメントをまとめる時も、
ラベルをもらいお礼・感想・疑問点等を交換する時も、
相手を気遣いながら取り組んだ様子が伺えました。
■遅くまで残っているグループも、そろそろ終わりかなぁと思っていると、
ある男性メンバーが近づいてきて『先生にとって、人生とは何ですか?』と聞くので、
夕食を取りながら話しているうちにすっかり意気投合し、
すでにラインでやり取りしております。
とても元気で明るく見える人物なのですが、彼にも様々な人生があったようです。
感想ラベルは、いつも通り熱い内容が増えてきているが、
私が一緒に熱くなると時間が足りなくなるので、
頭を冷やしながら、一晩悩みます(笑)。
【8月3日(水) 3日目】
■朝一番のフリートークは、今日も楽しそうに語らっております(笑)。
感想ラベルの共有化は、40分目標でほぼ達成したが、
いつもとは違う切り口のアドバイスも少し出来たと思います。
相手が違うと感想も違うし、初日の感想と比較すると話題も増えていきます。
■将来像を実現させるために、”職場と仕事”を見直します。
第3班は、とても恵まれている状態が1名、平均以下は2,3名と少なく、
まずまず恵まれているメンバーが大半でした。
職種別の分科会は、エンジさんが7名、充填系の製造さんが8名も居たが、
複数の女性営業Tに他の女性が集まり、製造さんも加わり6名+1名のチーム出来る。




現行の職種限定ではなく、将来に向けて興味や関心のあるチームに入るので、
分析結果の発表のみならず、互いの仕事の紹介もかなり多かったと思います。
■午後一番、学習スタイルも含めて、午前中の振り返りを10分ほどでまとめた後、
模擬ディベート『後輩育成は必要ない!?』に取り組みます。
いつもはグループ内の分科会なのですが、メンバーの感想ラベルで提案があり、
全員に謀ったところ賛成してくれたので、グループ対抗にしてみました。
今回は6グループだったので、無理なく出来たのですが、
メンバーから提案があり、それを皆で承認して取り組んでいく流れは貴重です。


”後輩育成”の重要性と課題を語ってもらったのですが、
他グループの5名の先輩・後輩としての体験談を聞くことが出来て良かったです。
私も、いつもと違う切り口のアドバイスが出来たし、
問いかけに対して、女性メンバーが発表してくれるなど、
いつもとは違う流れに取り組むことで、新鮮な気づきもありました。
■最終コーナーは、『キャリア活動計画』の作成です。
作成の3つの目的をしっかり伝えた後は、個人ワークを中心に40分。
こちらの研修では、毎日レポートを書かなければならないので、
昼休みになると必死にレポートを書く姿が目立ちます。
なので、この最後のワークもあまり厳しくしていないのですが、
『最後まで、自分の為にこのシートを活かしましょう。』と伝えると、
皆さん集中してくれます。
最後の感想ラベルに、
『最後のワークシートをまとめることで、課題が明確になりました。』
という内容が、必ずといって良いほど出てきます。
強制ではなく、自分の意志で取り組むことの重要性を、いつも感じております。
最後に、私からメッセージを送り、グループ内でエール交換し、
感想ラベルを書いて終了です。

地方に移動するので、あわてて自宅に戻って確認した感想ラベル、
嬉しい内容が多く、疲れがひいていきます。
すでに、数名と文通が始まっております。