2019年07月28日

感想ラベル

私のSNSには、”感想ラベル”というキーワードが頻繁に出てきます。
例え数時間でも、研修終了後にメンバーから率直な感想を書いてもらいます。
ラベルは名刺大ですが、一言もあれば、一行か二行もあります。
裏表びっちり書かれたラベルも、意外と多いのです。

2日や3日コースであれば、毎朝1時間ほどかけて、
全員の感想ラベルを読み上げ、事例を紹介し、私なりのメッセージを送ります。
前日の不安や不満、疑問等に答えることで、リセットして臨む為です。
時には、直後の休憩明けからメンバーの行動が変化することもあるし、
それでなくても、二日目の感想のボリュームが倍増し、具体性が増していきます。
彼らの、感想から私が想像していなかった捉え方をしてくれていることを学び、
当然のことながら反省点も浮き彫りになってきます。

私にとっては、命綱とも思える”感想ラベル”の共有化なのですが、
今年から進め方を変更しました。

昨年までは、メンバー全員の感想を読み上げて、
一人に一つ以上必ずコメントしていました。
中には同様の内容もあるのですが、
そこで悩みながら違った視点のコメントすることも
大変だけど、楽しみでもあったのです。
ただ、最近この共有化にかける時間が長くなってしまい、
先週のお客様では、昨年度の平均でも70分以上。
限られた中で、時間を有効活用する為にはテーマを絞ることも大切です。

ということで、全体の傾向を確認した上で、共通のテーマは人数を絞り、
各グループの人数−1名位に絞ってみると、思いのほかうまく行くのです。
時間が短縮出来ることもそうですが、
時間を気にしてサラッと流すところを少しだけでも深掘りでき、
メンバーの反応を確認しながら眠くなってきたと思ったら、1,2カットも。
更に、全員分では無いので、誰が書いたか曖昧にすることも可能です。

今年になって、2社で試してみたが、時間管理も楽になりました。
でも、本当は、メンバー一人ひとりに寄り添いたいのです。
感想の傾向は同様でも、何度も読み返すと、微妙に思いは違うのです。

そんなことを考えながら、毎回、感想ラベルと向き合っております。
posted by Tadashi Yano at 15:23| Comment(0) | 研修・セミナー
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