4連休の3日目ですが、自宅でのんびりしております。
自転車が欲しいので、
近所の大手自転車チェーン店に下見に行きたいが…。
2日コースを3本連続で担当すると、若干お疲れモードです。
全身全霊で彼らと向き合っている積りなので、
達成感も多少はあるが、年齢と寂しさも感じております(苦笑)。
某社の研修を複数本担当したのですが、そのうち1本はオンライン。
コロナ禍なので、リアルでもグループ編成は出来ないし、
情報交換も少人数制で、感想ラベルも最終日にしか貰えません。
幸い、2会合がリアルで試行錯誤できたので、
オンラインも比較的スムーズに進行できました。
ただ、私は東京の教室から講義して、
メンバーは地方の会場に揃っているのですが、
画面を通しただけでは彼らの表情や反応が掴みづらい。
ましてや初日の感想ラベルも無いのです。
ほとんど無視界飛行なので、
過去の先輩たちの反応や感想ラベルを思い起こしながら、
己の信じる道を突き進むしかありません。
それでも、最終日に戻ってきた感想ラベルは、
いつもと変わらず前向きな内容でした。
後で聞いた話では、私はアナログなのでパワーポイントは使わず、
彼らが眺める画面はひたすら私の顔…。
メンバー曰く、ずっと講師と一緒に居る感覚だったそうです(苦笑)。
オンライン研修は1本だけでしたが、
今月の2日コース連続3本勝負では、
リアル研修の醍醐味を感じておりました。
毎回、景色の違いを肌で感じられて楽しめるのです。
1本目はそこそこ盛り上がり安心して帰ろうとしていたら、
女性のメンバー複数から研修内容だけでなく、
私のパーソナルヒストリーに関する質問が来ました。
そのうちの1名とは文通が始まっております。
ひょっとしたらと恐れていた2本目は、打って変わって静か静か静か。
決して引いている訳ではないが、私の講義を聴く姿はほぼ無表情、
グループでの討議もそこそこだが笑い声が少ない。
感想ラベルの内容も覚悟していたのですが、
いつもと変わらず前向きな内容が多いのです。
『だったら、もう少し盛り上がってくれれば良かったのに〜』
と私は思ってしまうのですが、職種や男女構成等は毎回違うし、
何よりこの班は内省的なメンバーが多かったのでしょう。
いよいよ最終回、
朝一番私の少し長めの自己紹介の段階で、
『今回は大丈夫そうだなぁ』と思っていました。
教室の空気を肌で感じながら進めるタイプなので、
同じように静かに見えても、メンバーの集中度が違うのです。
その後も、少人数の情報交換ですが、笑い声が沢山聞こえてくるので、
初日からほぼノンストレスでした。
更に、翌日も朝一番わざわざ挨拶に来てくれたメンバーが居たり、
最初の休憩時間に質問に来てくれたメンバーも居ました。
勝手に彼らとの一体感を感じてしまい、
密に気をつけながらワークの内容を突っ込んでいると、
名簿では分からない仕事内容や仕事満足度が見えてきます。
例えば、かなりハードな職場に在籍するメンバーに声をかけた時、
『今朝も地元で波に乗ってから、ここに来ましたよ〜(笑)』
と聞かされて驚いたが、彼は働く意味も日頃から常に考えており、
いつも納得できるようにしていると聞いて嬉しかったです。
コロナ禍の研修で、お客様のご要望も変化していくでしょうし、
コロナが落ち着いてもこの潮流は変わらないかもしれません。
プロの端くれとして、オンラインでもご納得頂ける結果は出しますが、
折角担当出来るのであれば、
私も一緒に楽しめるリアル研修を大切にしたいと思います。
つい最近まで、リアル研修が当たり前、いやリアルでなければ…
と思っていたのですが、オンラインを担当することで、
”グループワークは3名でも大丈夫!”という発見が出来ました。
なにより、オンラインを担当することでリアルの有難さを再認識できたので、
オンライン研修でも、リアルの醍醐味を感じられるよう工夫したいと思います。
2020年09月21日
リアル研修の醍醐味
posted by Tadashi Yano at 14:05| Comment(0)
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