2015年12月10日

40代のキャリアデザインセミナー(8)

自宅です。
昨日のキャリアデザインセミナーを振り返っておきます。

【12月 9日(水) 1日コース】
40代キャリアデザインセミナー第8班は、42名(女性8名)。
職歴あり0名、技術専門製造職が22名、今年中の異動者7名です。

朝一番挨拶をしたところ、極端に声が小さい(元気が無い)ので、
一抹の不安を覚える…。

ところが、”研修を楽しみにしてきた”メンバーが2名も居てくれたので、
少しテンションが上がりました。楽しみの理由は分かりませんが…。
更に、4つの質問に対する回答が、
”走っている”は32名、
”任されている”は17名、
”視野を広げている”は11名、
”仕事が充実している”は23名。
前回同様あるいはそれ以上に、かなり良好な状態でした。
朝一番の状態が気にはなるが、期待も半分で進みます(笑)。

”ガラスのコップの使いみち”は簡易版に留め、
解説後に休憩をとり、その間座席表を作成する。
休憩後、まず取り組んだのは”私は○○である”。
5分ほどですが、ガラスのコップの振り返りと自分を見つめる実践です。

午前中は、将来像を描く要素(WILL,CAN,MUST)のうちMUSTを整理します。
わが社Gは必要ない!?”の模擬ディベートは、毎回盛り上がります。
作戦タイムでは、敵のチームと距離をあけて作戦を練るのですが、
2チームが会場の外で会議を開き、時間になっても戻って来ませんでしたぁ(笑)。
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本番も、ディベートモードでは絡みにくいが、仲良しモードになると
各自の仕事や職場を通した自社の存在意義や強み・弱みを共有化できます。
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今回も、ディベートモードから仲良しモードに切り替わる瞬間の大きな笑い声。
30分ほどのワークなのですが、この場面で本音トークもしており、
その後の情報交換もよりスムーズになる様に思います。
まとめの事例やメッセージは、前回と大きくは変えておりません。

このセミナーのプログラムは、一日コースにしてはかなり密度が濃いので、
まさに分刻みで時間との闘いです。
私の自己紹介やワークの説明をかなり絞ったつもりですが、捻出した時間は10分。
それでも、この10分が後々効いてきます(笑)。
 
昼休み55分間を前倒しして、互いの歴史や体験から学ぶ情報交換に取り組みます。
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グループが10あるので個別の話は聞こえ難いが、
事前課題はほとんどのメンバーがかなり濃密にまとめてくれています。
1日コースの為に申し訳ないと思う反面、事前課題があるからこそ、
ワークを通じて、私のメッセージを通して気づきも増やしてくれていると思います。
同じ45才でも、性別も職場も職種も資格や役職も違うのですが、
だからこその違いも見えて、それでも共通の部分も見えて、
世界が少し広がり、刺激をもらい、勇気づけられることもあるのでしょう。
60分のところ5分延長で収めてくれましたが、
ワーク後のグループ内の親密度は確実に高まっています。

前回は、将来像を描く意味に関する事例紹介も省き、いきなり各論に入ったので、
今回は一つだけ事例を紹介しました。
84才の女性が描いた将来像の一部を紹介し、
 ■将来像を描いて実践するのに、年齢も早い遅いもない
 ■企業人としての将来像の前に、人生全体の中で職業人生活を見直して欲しい
というメッセージを伝えた上で、まずは
働く意味(何をしたいのか:長期的視点で:WILL)”の整理です。
個人ワーク25分、情報交換10分はいつも通りで、
まとめは、”誰の為に働くのか”という事例を2つ紹介し、
ありがとうございましたの意味”について触れております。
今回は意識的にメッセージの中で”上司や先輩として、部下や後輩とどう向き合うのか
という要素を強調したところ、感想にも”マネジメント”を意識したものが多かったです。

次のテーマは、能力(自分に何が出来るのか:CAN)の棚卸しです。
前回は残り時間が少なくて焦ってしまったので、意識したつもりですが…。
財産目録づくり”は、”和菓子職人さん”の事例を与え、
拡散思考と収束思考と合わせて25分でセット。
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カンニング大歓迎!””談合もOK!”と伝えたのですが、
冒頭作戦を練っているのかワイワイやっていたが、数分間で黙々と取り組んでいます。
私の指示やテキストの解説通りではなく、自分で考えてやり易い方法で良い!
と伝えてはいるが、中にはその状況が辛かったメンバーも居たようです。

個人ワークの段階で、自信をなくしただけになって欲しくないので、
給食調理員さん”の事例を紹介し、
日常業務を振り返ってみると、自身の努力や工夫が見えてくるよ
と肩の力を抜いて、もう一度自身の強みや特長を整理するように伝えました。
とはいえ、情報交換は20分間強しか確保出来ないので、思い切り放任します(笑)。
個人ワークを続けても良し、グループ内で回覧して質疑応答も良し、二人一組でも良い、
一人数分ずつだが”要するに!”で自身をアピールするも良しと…。
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メンバーも集中して楽しんでくれたので、5分弱は延長したが、
一人10分でもあれば、財産目録を増やし、内容も深められると思いつつ、
断腸の思いで止めざるを得ません。

まとめでは、”個人”だけではなく、”チーム”や”職場”の棚卸しも必要だという点、
他の事業や部署にも乗り込んで”新参者のメリット”を活かす為にも、
根元的パワー”の中でも、
葛藤や対立を恐れず理解を議論を深める”パワーが大切だと強調しております。

最終コーナーの”将来像を描く”は、20分弱でした。
振り返りは出来て良かったが、将来像がなかなか描けない。
という感想もあるが、逆に将来像を描いて自信や元気を取り戻した人も居るのです。

最後に、某社50代管理職クラスのキャリア研修の事例を紹介し、
自分と向き合う意味”に繋いで終了です。

今年だけで、都合8回のセミナーを担当しました。
試行錯誤しながら、最終回にしてある程度納得できる流れになったと思います。
朝一番同様、最後の挨拶もあまり元気とは言えなかったのですが、
終了後の会場の雰囲気は良かったと思います。

自宅に戻る総武快速の車内で確認した感想ラベル。
イメージしていた以上に、辛口の感想も多かったのですが、
3つ辛口の感想の後に『全体的には、大変為になりました。
と書いてくれるなど、味わい深い内容も多かったです。
今回は、特に10数年ぶりに異動して戸惑っているメンバーが複数居た様ですが、
働く意味や能力を整理することで、肩の力が抜けたり、
見方を変えることが出来たという声も多かったです。
これも、いつもは後半でやっている”異動者の確認”を冒頭にすることによって、
当事者の意識も高まるし、私もより意識してメッセージを送ることが出来ました。
これも偶然だったのかもしれませんが、
たった一言加えることで、あるいはタイミングを変えることで、
メンバーの心に響くメッセージに変わることもあるのだと思います。

ある程度納得できる流れは出来たのですが、
毎回同じ流れではなく、前回とは違うやり方、順番を変えてみることで、
また新しい発見が出来るのではないかと考えております。
来年も、試行錯誤の連続なのでしょうが、
毎回景色が違うことを楽しみながら取り組んでいきたいと思います。

感想集は、MCYHPにアップしております。
 
posted by Tadashi Yano at 18:57| Comment(0) | 日記